子供の頃から虫との戦いが避けられなかった、田舎育ちのヘイジです。こんにちは。
と、今回はご挨拶から始めてみましたが、田舎でも、都会に住んでいても悩まされるタダならぬ敵がいます。
それがタイトルにある紙魚(シミ)。
恐らく、検索からこの記事を見つけられた方は、私と同じ様に、紙魚の害に悩まされている事と思います。
昔からいる害虫ではありますが、最近になってテレビなどで取り上げられているのか、検索のボリュームが増えているこの紙魚。
一体どんな害虫なのか、プロに頼まずに駆除や予防をする為にはどんな事をすれば良いのかを一緒に見ていきましょう♪
紙魚とは!どんな害虫?
姿かたちは言葉では中々伝わり辛いですよね。
紙魚が実際に食事をしている動画を発見しましたので、参考にしてみてください。
いや~、虫が苦手な私からしたら、メッチャ恐ろしい動画です^^;
この紙魚、なんだか不思議な名前ですが…
- 本を食べる虫として有名だった事
- 魚の様にクネクネと素早く動く事
この2つを名前の由来としています。なお、本だけではなく、米などの穀物類や、服などの繊維質も好んで食べる困ったヤツです。
とにかく暗いところが大好きで、タンスの中や本棚の奥、米びつの中などで見かけて、慌てて検索している方も多いのではないでしょうか?
平たい上に、サイズも小さいので、ちょっとした隙間があればどこからでも入ってきちゃうんですよね。
放置していたら増えるばかりなので、見つけた時の駆除、家の中に定着させない為の予防が欠かせません。
一般的な駆除方法は?
ヤツの寿命は7~8年と非常に長く、見ないフリをしていると、知らず知らずの内に大繁殖してしまいます。
ですので、紙魚を発見したらまずは、ハエタタキやティッシュ、掃除機などを活用して確実に駆除しましょう。
ただし、暗いところが好きだという性質上、どうしても目に届かないところに隠れているもの。
一度紙魚を見つけたら、本棚の奥やタンスの奥などにいないか目を光らせる意味を込めて、徹底的に部屋を掃除するのがオススメです。
と言っても、さすがに隠れている紙魚を全ては簡単には発見出来ません。
そこで、効果的なのは煙霧性の殺虫剤…そう、プシューっと押す、バルサンです。
バルサンはゴキブリ退治で有名ですが、様々な害虫に効果的で、紙魚も当然嫌がります。
柱の隙間や、本棚の後ろなど、どうしても人間の手が届かない場所は沢山あります。こうした所に隠れている紙魚を駆除する為にもバルサンを使ってみましょう。
ペットなどがいて、どうしてもバルサンを使えない場合は、ペットOKのスプレー式の殺虫剤を使い、隙間という隙間に噴射するのがオススメですよ♪
これであらかた、「今いる」紙魚については駆除出来ます。
ですが、隙間があればどこからでも入ってくるのがこの害虫。一度駆除しても、再び増えてしまう事がほとんどですので、予防が必須です。
予防するには?ハーブが良いって聞いたんだけど…
部屋から紙魚を徹底的に駆除したら、次は「もう入ってこない」様にする事が大切。
と言っても、そうそう簡単に方法が思いつかないのがツラいところ。でも、ポイントを抑えておけば大丈夫ですよ。
このポイントを4つに分けてお伝えしていきますね♪
部屋をキレイに維持しよう
記事の前半で、紙魚は暗い所が大好きだと書きましたが、ホコリが多い場所も同じく好みます。
狭いところまでしっかりと掃除をする事で、ホコリは除去する事ができます。とは言え、毎日部屋の隅々まで掃除するのはさすがに無理だと思います。
少なくとも週に一回は本棚の後ろやカーペットの裏などのホコリ払いをしましょう。
湿気を避けよう
冬はまだしも、梅雨時や夏場の湿気は対敵。と言うのも、紙魚の生活環境にはこの湿気が欠かせないから。
部屋全体の湿気はどうしようもありませんが、布団や本、衣類などにも湿気はこもるものです。その対策として、例えば図書館などでは年に数回、紙魚対策として大切な本を風通しの良い場所で陰干ししたりします。
同じ様に、紙魚のエサとなるものを全て季節の変わり目などに陰干しして、虫除けをしていきましょう。もちろん、タンスの中などに除湿剤を入れておくのも大切な対策ですよ^^
なお、食材などは干す事は出来ませんので、乾物や米などは、しっかりと密閉出来る容器に入れて、隙間を無くしてくださいね。
苦手なものを置いておこう
さて、上記の様な対策を毎日出来れば良いのですが、誰もが忙しい現代。さすがに難しいですよね。
定期的に紙魚の好きなものを排除する事は大切ですが、排除しきれない時の為にも、紙魚が苦手なものを用意して近づけない様にしてしまいましょう。
必要なものは…
据え置きの防虫剤です。
本棚や台所などの食材保管場所、タンスの中などに防虫剤を置いておけば、紙魚は嫌がって近付かなくなります。
もちろん、使用期限が来たら小まめに交換しないと駄目ですよ
オススメのハーブ
最後にもう1つ。個人的に物凄くオススメなのが、ハーブの成分を抽出したアロマオイルを利用する事です。
紙魚はハーブが苦手だとされていて、特にラベンダーを嫌がる習性があります。
私は元々アロマテラピー好きな事もあり、ラベンダーのアロマオイルは常備しているのですが、最近はイオンやデパートなどで簡単に手に入ります。無ければネットショップに頼るのも良いでしょう。
このラベンダーのオイル2、3滴をしおりサイズの紙に垂らして、気になる場所に置くだけ。
本棚の奥の奥や、タンスの服の下など、どうしても防虫剤の成分が届きづらい場所に配置すれば、徹底的な紙魚予防をする事が出来ますよ^^
もちろん、アロマテラピーとして、毎日ラベンダーの香りを部屋中に染み込ませていくのも効果的です♪
昔々、かの有名な小林一茶が、「逃るなり 紙魚の中にも 親よ子よ」という句を詠んでいます。
それくらい、紙魚と我々日本人の戦いの歴史は長いです。
この俳句は、どちらかといえば紙魚を逃がそうとしていますが、私達にとってはそうは行きません(笑)
現代の力であるバルサンや殺虫剤、掃除機などで駆除する事と、日々の予防を徹底して、紙魚に恐れずに済む安住の日々をゲットしていきましょう!
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