東京の中心部をグルグル回る山手線。管理人は東京で生活していた頃に、ほぼ毎日この路線のお世話になっていました。
そんな山手線には内回りと外回りがあるんですが、これが中々ややこしいんですよね。
終電ラバーだった私は、「人身事故の為、現在山手線内回りに20分の遅延が生じております」なんてアナウンスを週に一度は聞いていた気がしますが…
- 内回りってどっち行きだ!?
- オイラが向かっているのはどっちだ!?
- 一体オイラの未来はどうなるんだ!?
と、アナウンスだけじゃどの方向へ行く電車か分からずに、電光掲示板を確認するまで、毎回追い詰められていました。
一度覚えても、すぐに忘れちゃうんですよね^^;
ところが、ある日友人が見分け方と覚え方を教えてくれ、遅延情報を聞いた瞬間にどっち方面の電車かが一発で分かる様になりました。
これが驚く程簡単!誰かに説明したい雑学の1つとして取り上げますので、一緒に見ていきましょう。
まずは良く言われる覚え方を
円の形に動くものでよく使われるのが、「時計回り・反時計回り」の考え方ですね。
山手線で言えば…
- 時計回り:外回り
- 反時計回り:内回り
まあ、これだけでも慣れればすぐにどっちがどっちか判断出来ますが、ふとした瞬間に記憶が逆さまになってしまう可能性も否定出来ません。
(私の記憶力の問題でもありますが…。)
そんな時に役立つのが、内回りと外回りが出来た由来と日本の交通ルールの基本を知っておく事です。
内回りと外回りの由来と日本の交通ルール
山手線は電車の進行方向の区分で良く使う「上り・下り」を使う事が出来ません。
上り・下りは、例えば東京駅を基点として、東京駅へ近付いていく電車を上り、離れていくものを下りと分けますが、山手線はグルグル回る環状線。
運行中は回り続けていますので、どこかの駅を基点にする事が不可能なのです。
そこで生まれたのが「内回り・外回り」。
グルグルと円を描くように走る山手線。この円の内側を走るのが内回り、外側を走るのが内回りです。
そう。上り・下りの変わりに、路線を円と見立てて区分を分ける事にしたのです。
でも、これだけだとどちらの方向に電車が走るかが分からないですね。
ここで、車が走る道路を想像してみて下さい。日本はどちら側の車線を走りますか??
答えは皆さんの想像の通りだと思います…
左側を前に進みますね。
自動車だけでは無く、最近では自転車も左側通行がルール化されています。そして、電車も例外ではありません。
電車のすれ違いって見る機会が少ないので、イメージが湧き辛いかもしれません。鉄道好きの方が山手線のすれ違う瞬間を動画に収めて公開して下さっているので、参考にして下さい♪
ちゃんと左側を前方へ進んでいますね。
後はこれを山手線の路線図に当てはめれば良いだけ^^
つまり…
思いっきり手書き風になってしまいましたが(汗)、こんな感じ。
内回りと外回りがそれぞれ、進行方向に対して左側を進んでいるのがお分かり頂けるかと思います。
東京から品川方面へ向かうのが外回りで、東京から上野方面へ向かうのが内回り。他の駅でも矢印の通りですね。
ちなみに、内回りの方が路線が短い分、一週回るのに掛かる時間も少しだけ短いそうですよ♪
時計回り・反時計回りで覚えると、忘れてしまう事があるかもしれない内回りと外回りの進行方向。
でも…
- 円の内側が内回り、外側が外回り
- 日本では車は左側を走る
一般常識の組み合わせですので、これさえ覚えておけばいつでもどこでもパッと出てくると思います。
この考え方は山手線だけで無く、環七、環八といった環状道路や、大阪環状線などの高速道路でも同じ。
一度覚えてしまえば、混乱する事無くどちらが内回りで、どちらが外回りかを判断出来る様になりますよ♪
まあ、個人的には各駅を基点に東西南北で表してくれた方が有難いんですけどね。東京は住んでいたからまだしも、行った事が無い場所だと、路線図が頭に入っていないですから^^;