どうも!安易なハゲネタに走りまくって、話し相手に微妙な顔をさせることが得意な武です。
最近、仕事の為に(という言い訳で)ウィッグを購入し、髪型をチェンジさせると同時に、存在しない何かを隠しています(笑)
この変わりっぷりが非常に楽しいのですが、私を見る人によって被り物の呼び方が違い、「ウィッグ」と言う人もいれば、「かつら」と言う人もいます。
どうにも気になって詳しく調べてみると、明確な答えと共に、イメージという曖昧な存在がこの言葉には付いて回ることが分かりました。
調べたことと私の考えをシェアしますので、ウィッグとかつらの違いが気になる方は是非一緒に見ていきましょう~。
ウィッグとかつらの本来の意味
ウィッグとは元々が英語の”wig”です。これを日本語訳すると…
wig
名詞:
かつら 《★【解説】 はげ隠し用・舞台用・女性のおしゃれ用などいろいろある; 英国では 17‐18 世紀に男子による着用が流行した; 今でも英国の判事は法廷でかつらをつける》.引用元:研究社 新英和中辞典
このとおり、「かつら」です。つまるところ、この2つの言葉はそもそもは全く同じものを指すのです。
引用部にあるとおり、ハゲを隠すものでも、舞台用のものでも、はたまたファッションの為に被るものでも、全てがウィッグであり、かつらでもあるんですね。
ただし、これはあくまでも言葉そのものが持つ意味。
言葉は使われる中でその様相を少しずつ変えていくもので、実際、これらの言葉はイメージ的に違うものだという感覚を持っている方も多いのではないでしょうか。
使われ方のイメージに違いあり!
他所のサイトでの扱いや、世間一般のイメージでいうならば…
- かつら:薄毛に悩む方が被るもの。もしくは時代劇などに使われるもの
- ウィッグ:お洒落として、髪型を変える為に被るもの
こうした扱いがされています。私自身も全く同じイメージを持っていますね。
過去の文献をチェックしてみると、1971年に繊維製品消費科学という刊行物で「ウィッグとファッション」というタイトルにて、日本女子大学の教授だった田中道一さんが以下の様に記していました。
英国の消費者雑誌 Which? には男性がウィッグをつけるのにはそうしなければならないという必要性があってつけるのであるが、夫人がウィッグをつけるのは必要性以上の完全なファッションであるといっている。
このジャーナルは昭和にウィッグブームが起ころうかという、その始まりの時代に「これから爆発的に流行するであろう」という形で、材料とファッション性、使い方などについて書かれたものです。
読みほどいていくと、欧米の女性の間でウィッグの大ブームが起こっていて、日本でも特に女性の間でファッションとして流行していくという予想を田中さんはされていました。
そして、ファッション性のあるウィッグはこれ以降女性の間で広まっていきます。
男性の間では、リーゼントやアイロンパーマなどの生え際を出す髪型がこの後流行したこともあり、お洒落と絡めた商品化は難しかったのでしょう。今の時代に私がウィッグを探した時も、そのつくり上、どうしても生え際にラインがある為、前髪がある商品しか見つかりませんでしたからね。
その結果…
- 欧米由来だったので、女性のファッション用のものが一般に「ウィッグ」と呼ばれる様になった
- 男性利用がメインの薄毛隠しの被り物は、お洒落用とは別で「かつら」として進化した
元々はどちらもウィッグであり、かつらでもあったけど、役割を分ける意味も含め、そんな風にイメージが移り変わっていったのではないかと私は想像しています。
ウィッグはおしゃれ用。かつらは薄毛隠し用。
そもそもは同じ言葉でも、どう使われてきたかでイメージが変わってくるのが面白いですね。
(おまけ)私はどちらを使おうか…
あれこれと見てきて中々答えを出せなかったのが、私の愛用品を私がどう呼ぶかです。
私は最近ではずっと坊主頭なのですが、時に他の髪型にしたいという気持ちで、ウィッグとして被ることもあります。でも、そもそもは薄毛を目立たせない為に坊主にしているし、その上に被るとなると、かつらとも言えそう…。
と、曖昧な存在なんですよ^^;
まあ、考えてみれば人前で私は「ヅラ被ってきたよ!」とアピールしています。また、飲み屋さんのカウンターで入店後の着席と同時に帽子の様に外して、友達や店員さんが私の薄毛とのギャップを驚くのを楽しんでいることを考えると、かつらで良いか(笑)
ちなみに、私が愛用しているのは楽天で買った以下のものです。
メンズウィッグ 送料無料 ラパンドアールオムフレッシュショート スタンダードブラック(J-5764) メンズ ウィッグ 男性 かつら かつら 男性
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薄毛隠しの本格かつらと言えば何十万円もするというのが定説ですよね。でも、6000円足らずで購入したこのウィッグを着けて会ってきた人全員が、私がこれを脱いだ瞬間に衝撃を受けてくれています。地毛にしか見えないそう。
それを考えると、私にとっては本当に良い時代になったもんだと思います。この価格で自然に薄毛も隠せるし、同時にお洒落も楽しめる訳ですからね^^
まあ、取っちゃう訳ですから、何も隠してはいませんけど(笑)
そうそう。レアケースだと思いますが、私の頭に1mmでも興味が生まれたら、合わせて以下の記事も読んでみてください。自分の写真付きで赤裸々に語っています(-。-;)
そもそもの言葉の意味はウィッグもかつらも同じものとの認識で良いでしょう。
ただし、「ウィッグ買ったよ!」というのと、「かつらを買ったよ!」というのでは、聞いた人は全く違うものを購入したと感じるはず。
私の様に、その用途に合わせてどう呼ぶかをぜひ考えてみてくださいね!