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七夕にそうめんを食べる!?由来はめちゃくちゃ歴史的!

先日、「七夕の由来!子供向けに魅力的に伝えるポイントは!」という記事を書きましたが、その中で少しだけ、七夕にそうめんを食べる地域がある事に触れました。

実は、その記事を書くためのリサーチをするまで、私は七夕にそうめんを食べる風習を知りませんでした。そもそも、七夕に行事食なんて無いものとばかり…。

30歳を超えても、知らない事は沢山あるものですね^^;

よくよく調べてみると、七夕にそうめんを食べる文化は、かなり昔から続いていて、しっかりとした由来がある事が判明。これは記事にするしかない!と意気込んで、PCの前に座っています。

七夕のそうめんにどんな意味があるのか、一緒に見ていきましょう!

七夕とそうめんの深い関係

美味しそうなそうめん
この歳になるまで知らなかったものですから、どこかの地域の細々とした風習だろうとしか思っていませんでした。

でも、七夕にそうめんを食べる文化は、めちゃくちゃ歴史あるものなんですよ。

そのルーツはなんと平安時代

927年に延喜式という、宮中の作法と儀式を記した法典が作られたのですが、その中で、七夕にそうめんをお供え物にする事が定められています。

と言ってもその頃には、今みたいに油を使って手延べにしたそうめんはまだ生まれていません。当時食べられていたのは、索餅(さくべい)という、中国から伝来した麺料理。小麦粉と米粉を混ぜて作る麺だったと言われています。

ただ、その形状は分かっていません。一説によると、うどんよりも太い麺だったとか。この麺を醤(ひしお)や酢に付けて食べていたそうです。

この索餅は中国から伝来してきたものなのですが、中国の故事で、索餅を供えると流行病にかからないという言い伝えがあり、それにあやかって、七夕の行事食として日本にも根付いていきました。

どんな味なのか、平安時代にタイムスリップしてみたいものですね^^

索餅の伝説

古代の中国で、とある貴族の子供が7月7日に亡くなってしまいました。その子供が鬼となってしまい、町にマラリア性の熱病を流行らせてしまいます。

これに困った人々が、子供の好物であった索餅を供えると、鬼の祟りは静まり、再び平穏な日々が訪れました。

それ以来、毎年7月7日には病気が流行らないようにという願いを込めて、索餅が供えられる様になったのです。

歴史の中で、索餅がいつしかそうめんへと変わり、それが今でも七夕の行事食として食べられているんですね♪

七夕にそうめんを食べる意味!

前述の通り、元々そうめんは中国の言い伝え、「索餅を供えると病気にならない」を参考として食べられるようになりました。

しかし他にも沢山、七夕にそうめんを食べる意味があります。

例えば、そうめんは白い糸によく似ていますよね。

元々七夕は、乞巧奠(きこうでん)というお祭りで、着物を織る技術の上達が願われていました。この旗織と関係の深い食べ物として、そうめんが食べられるようになったのではないかという説があるんです。

着物織りが上手になりますようにと、そうめんを食べていたのでしょう。

他にも…

  • そうめんを天の川に見立てている
  • 栄養が豊富なそうめんを食べて夏に向けて体力を付ける
  • 小麦の収穫を神様に報告する…etc

様々な言い伝えがあり、色々な想いの元、そうめんが食べられています。

この様に、そうめんと七夕には切っても切れない関係がある事から、実は7月7日は全国乾麺協同組合連合会によって、「七夕・そうめんの日」と定められていて、全国で七夕にはそうめんが大売出しされているんですよ。

ちなみに、中には織姫と彦星にかけて、そうめんを食べると恋愛運が上がるという説もあります。

遠距離恋愛をしていた私からすれば、1年に1回しか会う事が出来ない事を連想してしまうので、この説はちょっと避けたいところですが(笑)

七夕に食べるそうめんの簡単レシピ♪

お料理
折角の七夕。出来れば普段食べているのとは違う、特別なレシピのそうめんを食べたいものですよね。

なんか良いアイデア無いかな~と思いながら色々と探していたら、「これは本気で旨そうだ!」と思えるレシピ動画に出会いました。

意外や意外。そうめんの生春巻きです!

メッチャ美味しそうじゃないですか!?

そうめん以外にも生の野菜と組み合わさることで、より夏らしい料理に仕上がっていますよね。

七夕を待たずに、今から作って食べるのも良いと思います♪


昔から食べられてきた、七夕の行事食であるそうめん。

今年は、笹や短冊を準備するのと合わせて、そうめんを食卓に並べてみてはいかがでしょう。言い伝えの様に、病気知らずの夏を過ごせるかもしれませんよ!

その際には、この記事で学んだ事を家族や友達に伝えて上げて下さいね♪

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