私の住んでいる場所は、駅まで徒歩1時間。更に、駅までのバスもほとんど走っていませんので、普段の生活には車が欠かせません。
数年前までは東京に住んでいたので、家からちょっと歩けばコンビニやスーパーがありましたし、電車に乗れば渋谷や新宿といった商業地区にすぐに行けたので、車が無くても生活が出来ました。
車無しの生活に慣れていたので、引っ越したばかりの時は運転が怖くて仕方ありませんでしたね。ですが、今では休みの日には、瀬戸内海沿いの道をドライブしたり、半日掛けて長崎まで車で遊びに行ったりと、自ら進んで運転する様になりました。
本日は、そんな私が運転の怖さを克服するのに大切だと感じる12個のポイントを…
- とにかく車に乗る
- やらなくて良いことはやらなくて良い
- 気持ちを楽にする
の3つのカテゴリーに分けてお伝えしていきます。誰にでも出来ることばかりですので、車の運転を怖いと思っている方は一度はチェックしてみてくださいね♪
それでは行ってみましょう!
とにかく車に乗る
運転が怖いのは、多くの場合経験不足から来るものです。普段車に乗らないと、運転中に何が起こるか分からないと不安になってしまうものですからね。
しかし、運転をすればする程、気を付けるべきポイントが見えてきますし、迷惑ドライバーの運転を見て、やってはいけない行為を学び取ることも出来ます。
と言っても、「怖いから出来るだけ車に乗りたくない!」という方は多いと思います。私もそうでした。
そこで、私が意識したことは以下の4つです。
引っ越してきたばかりの頃は、例えば車線を変更するだけでも、周りに車がいると難しく感じたものです。そこで、最初のステップとして、車の少ない朝方に運転して、昔の運転の感覚を取り戻すことを心がけました。
他の車にぶつける心配が少ない時間だったので、以前教習所で学んだこと、「カーブでハンドルを切る量や、信号停車の際のブレーキ強さなど」をしっかりと思い出すことが出来ましたね。
いきなり交通量の多い道路を走ると、慌ててしまい、何かを思い出す余裕は持てないものです。
感覚をある程度思い出すことが出来たので、次第に時間帯にこだわらずに運転をする様になりました。しかし、交通量が多く周りに車が多いと、あれもこれもと注意しなきゃとパニックに陥りがちに。
これでは疲れてしまって、集中力が低下してしまいます。
そこで…
- 直進している時は比較的気楽に
- だけど、左折する時は必ず巻き込み確認をする
- ここは混むことがあるから前方だけはちゃんと見ておく
など、集中するべきポイントをより明確にして、他のことを考えすぎない様に心がけました。
バック駐車は特に苦手な方が多いですよね。私もあまり得意ではありませんでした。普通に運転する分には良いけど、駐車するのが面倒で、他の人に運転してもらおうと幾度となく思ったものです。
そんな気持ちを排除する為に、週末には複数のお店に買い物に行くと決め、駐車にチャレンジする機会を増やしました。選んだのは駐車場の広い、郊外のスーパーなどです。
「最初の内はお店から離れた左右に車がいない駐車スペースへ。ある程度スムーズになったら、来週はお店の近くの場所へ」と、少しずつ難易度を上げての練習を繰り返しました。
今ではどんな駐車場でも一発で車を入れられる様になり、ストレスを感じることは無くなりましたよ。
車に手間隙を掛ければ掛けるほど、「この車でどこかに行きたい!」と、自発的に運転したいと思うものです。
週に一度は愛車を洗車して、ピカピカに磨き上げることを習慣にしたところ、キレイな車を他の人に見て欲しいとの欲求が生まれました。こうなるとシメたもの。
「運転しなきゃ!」という義務的な気持ちが、「運転をしよう!!」と変わり、より運転を楽しめるようになりました。
人によって愛情のポイントは様々です。
車にぬいぐるみを置いてみたり、ちょっと高めのステレオを入れてみたりするのも、自分の車をもっと好きになるキッカケになるかもしれませんよ。
この様に、私の場合、運転中の気持ちの余裕が増したことと、車への愛着がきっかけで、車に乗る回数が一気に増えました!
やらなくて良いことはやらなくて良い
運転に多少慣れてくると、友達や家族を車に乗せて出かけることが増えました。
この頃感じたのが、助手席に乗っている運転歴の長いドライバーにとっては当たり前のことでも、自分には難しいと思うことが沢山あるということです。
ここからは、その当時の経験から考えた、運転がまだまだ怖いと思う人が気にするべきポイントを、5つに分けてお伝えしていきますね。
交通量の多い道を右折してお店の駐車場に入るのは結構大変。
早く行かなきゃと思いつつも、全然反対車線が空かなくて、どんどん後ろに車が増えていく…これは大きなストレスになります。
私は基本的に小心者なので、後ろの人が怒っていないか、いつもハラハラしたものです。そんなストレスを軽減させるには、信号以外での右折を避けるのが一番。
遠回りをしたっていいんです。余裕が持てるまでは、目的地の駐車場への右折は避けて、グルッと回って左折で入っちゃいましょう。
助手席に乗っている人が、「こっちの道が近いよ♪」と抜け道を教えてくれる場合が多々あります。
近道は常に魅力的な選択肢ですが、もしその道が明らかに狭い路地だったりした時は、無理して入る必要はありません。出来るだけ大通りを選択する様にしましょう。
ちなみに、私は自然溢れる地域に住んでいますが、友人の言う近道に従って進んだら、アスファルトの無い山道だったことがあります(笑)
運転を怖がっている人は、そうそう簡単にスピードは出せないものです。のんびりと制限速度の範囲内で左側の車線を走りましょう。
大きな道路で追い越し車線(右車線)に入るのは、進んだ先で右折をしないといけない時だけで十分です。
もしスピード狂の友人が横に乗っていても、「そんなに急がなくていいじゃない。」と、堂々と伝えて下さい。
車線が複数ある道では、追い越し車線を走っていなければ、そうそう煽られることはありません。ですが、1車線の道では、急いでいるドライバーに煽られてしまうこともあるでしょう。
この時、助手席の人に遅いからだと指摘されると、「スピードを出さなきゃ!」と、不用意に飛ばしてしまいがちですが、これは危険。
慣れないスピードで走ると、思わぬ事故を起こしてしまうかもしれません。
もしベタづけされても焦る必要はありませんよ。路肩があるところまで進んだら、左ウィンカーを出して路肩に入り、先に行ってもらいましょう。
同じ時間のドライブでも、経験値の高いドライバーと比べて、乗りなれていない人は疲労度が明らかに高いです。
運転に慣れてきて、ちょっと遠くまでドライブする時には、こまめに休憩を取りましょう。人を乗せていると、少しでも早く目的地に着かなきゃと思うかもしれません。でも、時間よりも大切なのは安全ですよ。
趣味にドライブと書ける様になった今ですら、長時間休憩無しで運転すると、後ろの車に気付かずに車線変更しようとするなど、普段は絶対にしない失敗をしてしまいます。
ちょっと疲れたなと思ったら、まず休憩。運転に無理は禁物です。
相手に気を使うことは社会生活においては非常に大切なポイントです。でも、運転している時には、ハンドルを握っているのは自分です。
ストレスの無い、より安全な運転を心がけましょう。
気持ちを楽にする
ここまでは、運転に対して余裕を持つ為のステップをお伝えしてきました。上記の9つのポイントを意識してもらえれば、ある程度運転のストレスを軽減出来ると思います。
後は気持ちの面だけ!
最後に、車に乗る気持ちを楽にする3つのポイントを見ていきましょう。
あなたが車に乗れているのは、教習所で免許が取得出来たからに他なりません。世界には教習そのものがない国もある中、日本では厳しい教習が課されています。
例えば、私が免許を取得したアメリカでは、仮免はペーパーテストだけでもらえたし、友達の車で練習をしただけの状態で、最終の路上試験を受けました。でも、日本じゃこうはいきませんよね。
財布やカード入れの中に入っているその免許証は、免許に厳しい日本国が「あなたには運転をする技術がありますよ」と認めてくれている証明なんです。
自信を持ちましょう。あなたの運転技術は十分優れています。
ある種の恐怖心は、運転には絶対に必要なものです。例えば!
- 誰かが飛び出てくるかも…
- 停まっている車がいきなり発進するかも…
- 前の車が突然車線変更するかも…
こうした不安が無い人は突然の出来事に対応が遅れてしまいます。大きすぎる恐怖心は判断を鈍らせますが、小さな1つ1つの恐怖心はあなたの友達です。その恐怖心が安全な運転に繋がるんですよ。
怖さは大切なものだと、受け入れてしまいましょう。
初心者マークは免許取得後1年以内のドライバーだけじゃなく、誰でもつけて良いと認められています。どうしても運転に自信が持てなければ、毎回初心者マークをつけて運転する様にしてみて下さい。
時々、初心者マークをつけているから煽られると思う人がいますが、多くの場合、それは自分の運転に疑心暗鬼になっているから。だって、初心者ドライバーって、恐怖の対象なんですよ。
私は運転に慣れてからは、初心者マークの車は何をするか分からないので、車間距離を取る様に意識しています。それは、決して相手のドライバーの為ではありません。自分が事故に巻き込まれない為です。
だからこそ、初心者マークは効果を発揮します。もしクラクションを鳴らされたら、それは別の理由でしょう。
4月21日追記
読者さんから、「運転に自信が無いので、警察署で初心者マークを付けても良いかと質問をしたところ、駄目だと言われた」という情報を頂きました。
そこで、私の住む地域の管轄の警察署に電話確認したところ、「付けても問題はありませんよ。でも、大丈夫だと思ったら外して下さいね。」との回答がありました。
改めてリサーチしてみると、免許取得1年以上の方が初心者マークを付けるのは、「法律違反ではない。ただし、想定もしていない」というのが現状の様です。
回答がYESとNOの2つに分かれると言う事は、警察としても、判断が微妙なところなのでしょうね^^;
不安であれば、お住まいの地域の警察に確認してから、付けるか否かを考えてみてはいかがでしょうか。
以上、車の運転が怖いと思う時に、恐怖を克服する為に行うべき12個のポイントをご紹介しました。
運転に強い恐怖心があると、次第に運転をしない様になり、更に大きな恐怖を抱える様になるものです。これでは、永遠に運転の恐怖は克服出来ません。
まずは道に出ること、慣れても無理はしないこと、そして自信を持って運転することを繰り返して、車の運転を楽しめる様になって下さいね♪
私の女友達なんて、免許取立ての時はいつも、「怖い!マジ怖い!」って言っていました。けど、毎日乗っていたらいつの間にか、どこへでも乗り回すようになっていましたよ。
ちょっと飛ばしすぎなんで、少しは怖れてくれっていつも思う程です(笑)
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