ブラジルワールドカップの組み合わせも決まり、サッカーファンの方は既にドキドキワクワクされているのでは無いでしょうか?
初戦でコートジボワール、2戦目でギリシャ、3戦目でコロンビアと当たりますが、管理人的には2戦目のギリシャ戦で勝利、勝ち点3を拾えるかどうかが決勝トーナメント進出の鍵になると思っています。
そんなギリシャ代表戦、マスコミでは「勝利出来る相手」と楽観的な報道がされていますが、とんでもない。かなりの難敵である事は間違いありません!
そんなサッカーギリシャ代表のメンバーとフォーメーション、特徴を見てみましょう!
予選プレーオフに登場したメンバー
絶対に負けられない、ワールドカップ出場権を賭けたルーマニア戦(ホーム)の出場メンバーです。
ちなみに、ホームは4-1で勝利、アウェイを1-1の引き分け、合計スコア4-2でギリシャがプレーオフを制しています。
ポジション | 名前/所属チーム | 身長/体重/誕生年 |
---|---|---|
GK | オレスティス・カルネジス/グラナダ(スペイン) | 189cm/79kg/85年 |
CB | パパスタソプーロス/ドルトムント(ドイツ) | 183cm/82kg/88年 |
CB | ディミトリス・シオヴァス/オリンピアコス(ギリシャ) | 189cm/84kg/88年 |
LSB | ヨゼ・ホレバス/オリンピアコス(ギリシャ) | 184cm/75kg/84年 |
RB | バシリス・トロシディス/ASローマ(イタリア) | 188cm/80kg/85年 |
CMF | コンスタンティノス・カツラニス/PAOK(ギリシャ) | 183cm/83kg/79年 |
LMF | アレクサンドロス・ツィオリス/PAOK(ギリシャ) | 189cm/84kg/85年 |
RMF | ヨアンニス・マニアティス/オリンピアコス(ギリシャ) | 175cm/68kg/86年 |
LWG | ゲオルギオス・サマラス/セルティック(スコットランド) | 193cm/82kg/85年 |
RWG | ディミトリス・サルピンギディス/PAOK(ギリシャ) | 172cm/77kg/81年 |
CF | ミトログル/オリンピアコス(ギリシャ) | 188cm/86kg/88年 |
これがプレーオフ第1戦に出場した全メンバーです。なお、交代カードは使っていません。第2戦もほぼ同じメンバーです(変更はコンスタンティノス・カツラニス⇒ギオルゴス・カラグニスのみ)。
プレーオフ当時のベストメンバーと見て良いでしょう。
この中でも注目なのがストライカーのミトログル選手ですね。
プレーオフ・ホームで2得点、アウェイで1得点と、文字通りギリシャをブラジルワールドカップへ導いた選手です。
ギリシャ・スーパーリーグの2012-2013年シーズンでリーグ戦11得点を挙げオリンピアコスの2冠に大きく貢献。その年のギリシャ最優秀選手に選ばれています。
また、今季のUEFAチャンピオンズリーグではRSCアンデルレヒト戦でハットトリックを達成。今現在、ノリにノッているストライカーでしょう。
左利きなのですが、右足で強烈なシュートも打てるし、ストライカーとしてはかなり視野が広く、決定的なパスも出せる。更には足元のテクニックも抜群な上にフリーキックでゴールも決められるという、万能型のストライカーです。
ギリシャは基本的に守備的なチームですが、ミトログル選手がいる事を考えれば、日本は前がかりになり過ぎて足元をすくわれない様に注意しなければなりませんね。
フォーメーションと戦術は?
基本とするフォーメーションは4-3-3です。
プレーオフ初戦のフォーメーションは…
特筆すべきは何と言っても守備力でしょう。
4バックと3人のミッドフィルダーで固めたブロックは、そう簡単には崩せません。ヨーロッパ予選リーグでは10試合で僅か4失点とその堅守ぶりをマザマザと見せ付けています。
その半面、攻撃力は若干落ち、同組を1位で抜けたボスニア・ヘルチェゴビナと勝ち点では並んだものの、得失点差で16もの差を付けられ、プレーオフに回る事になってしまいました。
試合は恐らく日本がボールを持つ機会が増えると思います。その中で、如何にボールを動かして相手のブロックをこじ開けられるかが鍵となるでしょう。
ただ、前述の通り、あまり前がかりになると、ミトログル選手を中心としたカウンター攻撃の脅威に晒されてしまいますので、不用意な形でボールを奪われる事だけは避けなければいけません。また、先制点を与えてしまうと、更に守備を強化してくる事が考えられますので、状況を見た試合運びが大切となってくると思われます。
タスクは非常に多い試合ですが、今の日本代表の選手達なら必ずギリシャを倒してくれる。1サポーターとして、そう信じずにはいられませんね。
ギリシャ代表と言えば、2005年のコンフェデレーションズカップで対戦したのを良く覚えています。
前年、2004年の欧州選手権でノーマークながらチャンピオンになり、ギリシャ史上最も脂が乗ったチームとの対戦でしたが、中村選手からのスルーパスを受けた大黒選手のゴールで見事1-0で勝利しました。
願わくばその時の再現を再び見たいですね。
ギリシャが堅守と言っても、先制点さえ取れればバランスを崩して前に出ざるを得なくなります。頼む日本、点を取ってくれよ!!