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京都祇園祭2014!後祭の日程と巡行ルートを一発チェック!

京都のお祭りと聞いて真っ先に思い浮かぶのは祇園祭でしょう。

葵祭、時代祭と共に京都の代表的なお祭りである祇園祭は、日本三大祭の1つにも数えられており、京都だけでなく、日本を代表する一大イベントとなっています。

祭りそのものが美術館に例えられる祇園祭。期間中には重要有形民俗文化財の山鉾(やまぼこ)が京都の町を回ります。お祭りが開催される7月中に京都を訪れるなら、何が何でもこの山鉾巡行は見ておきたいところですよね♪

山鉾がどんなものか分からない方は、KBS京都が昨年の山鉾巡行の様子を撮影した動画をアップしているので、チェックしてみて下さい^^

この祇園祭、今年2014年の最大の注目ごとは、何と言っても1965年以来となる後祭(あとまつり)の復活です!

本日は、後祭とはどんなものなのか、宵山の日程、山鉾巡行のコースはどうなるのかを合わせてお届けしていきます。

歴史的な祇園祭の後祭の復活にワクワクしながら見ていきましょう♪

祇園祭の後祭とは!

先生
祇園祭は毎年7月に1ヶ月間に渡って開催されるお祭りです。

その中でも、前述の通り山鉾巡行がお祭りのハイライトとなりますが、後祭とは「後」に行われる、2回目の山鉾巡行の事です。

これに対して、1回目の山鉾巡行は前祭(さきまつり)と呼ばれています。どちらかと言えば、昔は前祭の方が山鉾の数が多く、派手に行われていました。

しかし、後祭は1965年に行われた次の年、1966年から中止となってしまいました

その背景には、山鉾巡行による交通規制を2回に渡ってする事の問題や、祇園祭の注目度が上がるにしたがって、山鉾町の人達の家業が忙しくなった事などがあるそうです。

2014年の復活が決まったのは、幕末に燃えてしまった大船鉾(船の形をした山鉾)が150年ぶりに復活する事で、後祭を復活させようという声が高まったからと言われていて、お祭りが近付くにつれて、注目度がグングンと上がっています。

歴史的な後祭の復活。お祭ラバーとしては、楽しみで仕方がありません^^

ところで、「後の祭」ということわざがありますよね。これは祇園祭の前祭に比べると、後祭が小規模である事から生まれたという説があります。

知らない人でも、実は頭の中に刻み込まれているのが、祇園祭の後祭なんですよ♪

2014年の後祭の日程とコース!

提灯が並ぶ
2014年の祇園祭の後祭は7月24日(木)です。

後祭の山鉾巡行は、毎年この7月24日に行われていました。復活後も全く同じ日程で開催されます。合わせて、山鉾巡行に先駆けて行われる宵山も開かれますので、こちらも楽しみですね。

宵山とは

祇園祭で最も注目されるのは山鉾巡行ですが、同じくらい観客動員数が多いのが宵山です。

宵山とは山鉾巡行の前夜の事を指し、この夜に各町には山鉾が並び、登ったり見学したり出来ます。また、前祭では多くの夜店が立ち並び、言わば、山鉾巡行の前夜祭の様な雰囲気をかもし出します。

巡行当日は、山鉾を見物するのがメインとなりますが、お祭り気分を楽しむなら、何と言ってもこの宵山でしょう。

こちらは、YouTubeにアップされている、昨年の宵山の風景を撮影した動画です。徐々に夕闇に染まっていく幻想的な光景は一見の価値アリですよ!

なお、宵山の前日には宵々山。更に前日には宵々々山が開かれます。「々」の数が少ない程、人が増えて歩くのも大変になります。人ごみが苦手な人は宵々山や宵々々山を狙っていくのも良いと思います^^

ちなみに、後祭に登場する山鉾の数は全部で10基。前祭の23基と比べると数は少ないですが、今年は何と言っても後祭の復活元年!前祭に引けを取らない、かなり高クオリティの山鉾が見れる事と思います。

更に細かい日程を見ていきましょう。

7月18日(金)~7月20日(日)

全日山建て・鉾建て

18日の金曜日から土曜日にかけて、後祭に使う山鉾が組み立てられます

山鉾は釘を一本も使わない、伝統ある「縄がらみ」という手法で作られていきます。街中で見かけたら、思わず足を止めて見入ってしまう事間違いなし。是非とも見学してみたいですね~。

山鉾建ての場所や日程は、各山、各鉾によってバラバラです。中にはウェブサイトなどで公表する団体もある様ですので、チェックしてから出かけたいところです。

祇園祭の公式ウェブサイトに前祭、後祭の両方で使われる山鉾の詳細と、各保存会のウェブサイトへのリンク(ウェブサイトがある場合は)が貼られていますので、合わせてご覧になってみて下さい♪

祇園祭公式ウェブサイト

ちなみに、最も注目されるであろう大船鉾の組み立ては、現在のところ18日に予定されています。

7月21日(月)~7月23日(水)

夕方から後祭の宵山

山鉾巡行の前夜祭となる宵山は23日の夜ですが、前祭と同じく、宵々山、宵々々山もありますので、上記の日程で記載させて頂きました。

前祭の宵山は、思う様に歩けないほど込み合いますが、久々の後祭はどうなるでしょうか?

予定では夜店の出店は無いそうですので、もしかしたら、ゆっくりと山鉾を見て回れるのではないかと思います。その分、お祭り気分を楽しむには前祭の宵山の方が良いかもしれませんね

7月24日(木)

午前中山鉾巡行

24日木曜日にはいよいよ、49年ぶりとなる後祭の山鉾巡行が執り行われます。

10基の山鉾が鳥丸御池付近に集まって、午前9時30分に出発します。

その後…

  • 河原町御池:10時5分
  • 四条通河原町:10時40分
  • 四条烏丸:11時22分

の予定で巡行し、終わり次第各町へと帰っていきます。

GoogleMapにて、ルートの概要図を作成しましたので、観覧の際にお役立てください♪

なお、後祭が過去に中止になってから始まった花傘巡行も合わせて行われます。後祭の復活で開催が危ぶまれていたので、ファンの方々は喜んでいる事でしょう。

こちらは、八坂神社を午前10時に出発。

その後、四条寺町、寺町御池、河原町御池、四条河原町の順番で周り、11時43分に八坂神社に戻ってくる予定となっています。合わせて見学したいですね^^

「後祭に行けなくても前祭がある!前祭に行けなくても、後祭がある!」と、観覧する楽しみが増えた祇園祭。

一緒に、前祭の日程もお伝えしておきましょう。

おまけ:2014年の前祭の日程

前祭は例年通りの日程で開催されます。

山建て・鉾建て:
7月10日(木)~7月14日(月)

宵山:
7月14日(月)~7月16日(水)

山鉾巡行:
7月17日(木)

予定ルートと時刻

  • 四条烏丸を午前9時00分出発
  • 四条河原町を9時45分に通過
  • 河原町御池を10時30分に通過
  • 新町御池に11時35分に到着

前祭に行くなら!

前祭の宵山や宵々山で是非とも購入したいのが、祇園祭ならではのお守り、「ちまき」です。

詳しく記事にしましたので、こちらを参考に、ぜひ手に入れてみて下さいね。
↓↓↓
祇園祭の粽(ちまき)とは!飾り方と処分方法は!?

後祭にはちょっといけないという方は、こちらを参考に前祭を楽しんで下さいね^^

そうそう。旅行がてら遠くから祇園祭に遊びに行く方は、会場がどこか分からず悩んじゃいますよね。

祇園祭は八坂神社のお祭りですので、八坂神社と、すぐ近くの四条通、烏丸通を中心として行われます。折角なので、八坂神社に手を合わせておきたいところです。

八坂神社の最寄り駅は京阪本線の祇園四条駅。下車後、東に5分も歩けば到着します。

京都駅からでしたら、烏丸口のバスターミナルからすぐ近くまで市バスが出ています。こちらは、100系統、206系統のどちらかに乗ればオッケー。20分程度で着きますよ。場所は案内所や看板で確認しましょう♪


記念すべき、後祭が復活する2014年の祇園祭。大船鉾の復活も合わせて、全国的に大きな注目を集める事と思います。

移り行く祇園祭の歴史の中でも、転換期となるであろう今年は特に目が離せませんね。

49年ぶりの後祭がどんな盛り上がりを見せるのか、観客の反応はどうなるのか。祇園祭の開催に関しては私は第三者ですが、1人の観客としてワクワクしながら見守りたいと思います♪

管理人からのひと言

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