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祇園祭の粽(ちまき)とは!飾り方と処分方法は!?

京都の7月と言えば楽しみなのが祇園祭

今年、2014年は後祭(あとまつり)の49年ぶりの開催、大船鉾の150年ぶりの復活と、祇園祭ファンなら見逃せない大イベントが目白押し。例年以上の盛り上がりを見せる事が予想されています。

そんな祇園祭で、是非とも手に入れて欲しいのが粽(ちまき)です。

ちまきと聞くと、もち米や山菜が甘辛く味付けされて、笹の葉に包まれた料理を想像する方もいるかもしれませんね。ですが、祇園祭のちまきは食べ物ではありません

京都の街を歩いていると、民家の軒先に飾っている笹飾りがちまき。実はあれは、お祭りの期間中だけ手に入る有難いお守りなんですよ。

本日はこのちまきの入手方法と家での飾り方処分方法についてお届けしていきたいと思います♪

それでは、一緒に見ていきましょう!

ちまきとはどんなもの!?

レクチャー
ちまきは前述の通り、祇園祭で販売されているお守りです。

モノによって少しずつ違いはあるのですが、基本的には藁(わら)を芯にして、その外側にくま笹を巻き、い草で結んで作ります。

言葉だと分かりづらいかもしれませんね。祇園祭の鉾の1つである綾傘鉾がちまきを作っている様子が動画でレポートされていますので、ご紹介したいと思います。

ご当地魔法少女とは!今回リサーチをする中で、初めて高瀬川七号さんを知ったのですが、関連動画が京都の魅力満載で、思いのほか時間を奪われてしまいました(笑)

面白い事考えるなあ。今では京都府の公認だそうですよ^^

さて、このちまきですが、動画の様に各山鉾が独自に作ったものを販売しています。

動画で「魔除けのお守り」と語られている通り、民家の軒先に飾る事で、八坂神社のご祭神、スサノオノミコトが家族を災厄から守ってくれると言われています。

他にも、山鉾よって色々なご利益が期待出来ます。

中には毎年決まった山鉾でしか購入しない方もいるそう。このご利益については、以下のウェブサイトで詳しく紹介されていますよ♪

代表的な山鉾の粽のご利益はこちら

ちまきの価格と入手方法

食べないちまき
昔は山鉾からちまきが無料で撒かれていたそうですが、危険との意見が多く、近年は街中に作られる各山鉾の会所で販売される様になりました。

価格はバラバラですが、大体500円~1500円程度で購入可能です。

販売されるのは山鉾巡行の前夜祭とも言える宵山。その前日の宵々山、更に前日の宵々々山でも売り出され、売切れ次第終了となります。

今年は後祭の復活とあって、山鉾巡行は2回。同じく宵山も2度ありますが、ちまきの販売はどうでしょう?

動画の通り、手作りの品ですので、どうしても数に限りはあります。例年、宵山の日には売り切れている場合が多いので、後祭での販売は厳しいかもしれません。

確実に狙っている山鉾のちまきを手に入れるには、先祭の宵山、出来れば宵々山には購入しておきたいところです

日程がどうしても合わなければ、八坂神社で販売されるシンプルなちまきを手に入れましょう。こちらなら、例年7月の頭から終わりまで購入する事が出来ますよ。

ちまきの飾り方

ちまきは病気などの災厄や疫病神などが家に入ってくるのを防ぐ為のお守りです。

よって、家の中では無く、玄関の外側の軒先や門に飾るのが正しい飾り方。出来る限り目立つ、目に付き易い場所に飾りましょう。

勝手口がある家の場合、より人が多く通る正玄関の方が好ましいです。マンションやアパートの場合は玄関のドアの外がベスト。

規約の関係で、外側に飾れない場合はドアの内側でも構いませんが、下駄箱の上など、すぐに目に入る場所に置く様にして下さい。

先生

なお、吊るしても良いですし、可能であれば打ち付けてもオッケーです。お正月のしめ飾りをイメージすれば分かり易いかと。

そうそう。笹を結んでいるい草は解いてはいけません。外すのは外側を包装しているビニール袋だけですよ♪

ちまきの処分方法

鳥居と本殿
ちまきのご利益は1年間続くと言われています。

よって、家に飾るのは1年。期間の過ぎたちまきは処分する必要があります。

処分方法は一般的なお守りと同じ。神社に返納するのが正しい方法です。

基本的には、各山鉾が返納箱などを設けて、まとめて八坂神社へと持っていってくれます。再び祇園祭に行ける場合は、ちまきを購入した山鉾に昨年のものを持っていくのがベストでしょう。

もしくは、祇園祭を開催する八坂神社には、本殿に向かって左の方向に納札所がありますので、そちらに直接持って行っても大丈夫ですよ。

と言っても、遠方の方にとっては大変ですよね。祇園祭に2年連続で行くのが難しい場合もありますし、京都に訪れる機会すら無いかもしれません。

そういった時は、近所の神社へ持ち込んで処分してもらいましょう

いつでも大丈夫ですが、お正月には、各神社で昨年のお守りやしめ縄をまとめて炊き上げていますので、初詣に一緒に持っていくのが一番楽だと思います♪


せっかく祇園祭に行くなら、ぜひとも手に入れたいのがちまき。

飾り方や処分方法が分からないと、購入するのにもためらってしまうものですが、これで大丈夫ですね^^

祇園祭でちまきを手に入れて、自分や家族の厄除けとして軒先に飾って下さい!

勿論、他にも祇園祭には楽しみどころが沢山あります。詳しくは先日書いた、2014年の祇園祭(後祭)についての記事を参考にして頂ければと思います。

それでは!祇園祭で楽しい時間を過ごしてくださいね♪

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