インフォブインフォ

しまなみ海道を自転車で渡る!料金と所要時間は!?

2年前に東京から地元岡山に移り住んだのですが、この2年間で私が特に驚いたのはしまなみ海道にサイクリングに来る人達が本当に多い事です。

2010年に日経新聞でおすすめサイクリングロード第1位に選ばれた事が注目を集めている様。しかも、広島県がYouTubeを通して紹介するなど、県がしまなみアピールに全力を注いでいるんです♪

動画にはしまなみ海道サイクリングの魅力が詰まっていますので、自転車好きの方は目を通してみて下さい^^

最近では、東京の友人達から「しまなみ海道を自転車で渡ろうと思ってるんだけど。」なんてちょくちょく相談されるんですよ~。そんなに人気があるのを知らなかったのは近隣地域出身の自分だけという…。

まあ、そんな愚痴はさて置き、特に聞かれる事の多いしまなみ海道を自転車で渡る際の料金所要時間をまとめたいと思います。

しまなみへ遊びに来る前に是非是非チェックしていって下さいね^^

しまなみ海道の自転車料金は?

しまなみ海道を自転車で走る時は、海道全体の料金を支払うのでは無く、各島々を渡している橋でそれぞれ料金を支払う必要があります。

片道あたりの橋の使用料を合わせると500円です。それぞれの料金を表にしておきましょう^^

橋の名称 結んでいる島 料金
因島大橋 向島~因島 50円
生口橋 因島~生口島 50円
多々羅大橋 生口島~大三島 100円
大三島橋 大三島~伯方島 50円
伯方橋&大島大橋 伯方島~(見近島)~大島 50円
来島海峡大橋 大島~(馬島)~四国 200円

途中でカッコ書きになっている見近島馬島は橋の途中にある小さな島で、それぞれ徒歩や自転車等の軽車両でのみ立ち寄る事の出来る島です。

また、「伯方橋&大島大橋」と記載しているのは、見た目は一本の橋なのですが、見近島への降り口を境に橋の名称が変わるからです。伯方橋のみの利用であれば無料で通行する事が可能です。

なお、しまなみ海道の本州側からのスタート地点は向島ですが、この島には尾道から渡船で渡るのがおすすめです。

尾道駅前乗り場から向島の富浜行きの渡船であれば、大人100円、子供50円の運賃と自転車を運ぶ料金の10円を支払えば乗船可能です。しかも、大体10分置きで出ているので、ほとんど待つ心配がありません。

尾道大橋という、向島と尾道を結んでいる橋もあるにはあるのですが、こちらはかなり大回りになる上に車と併走になってしまうので、ちょいと危ないかもしれませんね^^;

豆知識

これらの橋は全て無人の料金箱にお金を入れて通行する形になっています。無人ですので、当然お釣りは帰ってきません。料金ぴったりの小銭を用意しておく必要があります。

でも、それだけの小銭を用意しておくのは大変ですし、財布の中で小銭がジャラジャラしているのはあまり気分が良いものではありませんよね?そこで便利なのがしまなみ海道サイクリングチケットです。

片道通行分の50円×10枚(500円)の券がひと綴りになっているチケットで、尾道駅のすぐ近くにある尾道駅前港湾駐車場と四国側のスタート地点であるサンライズ糸山で販売されています。
(途中の道の駅、多々羅しまなみ公園でも購入可)

このチケットさえ買っていれば、小銭の残量に気をもまれる必要がありません。また、表紙は持ち帰れますので、観光記念にもなりますよ^^

所要時間はどれくらい?

時計
恥を覚悟に、管理人の経験を正直に書きましょう。

アラサーの平均的な体力を持っている(と思っていた^^;)管理人が意気揚々と愛車のクロスバイクに乗り朝8時に尾道を出発。しかし、途中でヒザが悲鳴を上げた結果、今治のサンライズ糸山に到着したのは夕方の5時。

9時間掛かりました。。。

全長約70kmですので、休憩を考えずに計算をすると平均時速にして約8kmでノロノロと走った計算になります。昔は自転車で三鷹から六本木の約20kmをたった40分で通勤していたというのに…。

本格的な自転車乗りの方であれば、平均時速30kmで漕いだとしたら、休憩を含めても3時間もあれば余裕で走破出来るかと思います。

一般的な方は…

学生さんがシティサイクルで走るスピードが時速12~13kmと言われています。で、結構高低差のキツイコースですので、シティサイクルで走ったとすると平均時速10km位。休み無しで走ったと仮定すると、70km÷10km/hで7時間。

これに休憩や昼食時間を加味すると、8時間から9時間を見ておくのが良いかと思います。

お子様連れの場合はもう少し余裕を持って、10時間前後を想定しておくのが良いでしょう。

ここまでは、あくまでしまなみ海道を一気に渡るプランでの所要時間です。途中で観光をするのであれば、その観光に掛かる時間も計算しておいて下さいね

往復可能?

観光をしないとしても、しまなみ海道を一気に往復する事は、普段からロードバイクやクロスバイク等の自転車に乗りなれている方以外にはお勧め出来ません。時間は勿論の事、体力的にもかなりキツイです。

実は私は片道5時間のスピードで走って往復する予定でしたが、上記の通りボロボロになりましたのでこれを断念。今治のビジネスホテルに一泊しました。しかも、大して回復せず、帰りは地獄でした(笑)

お子様連れの方やゆっくり観光したい方は途中の島の民宿や尾道や今治で一泊するプランを作った方がベターですね。もしくは目標の島まで行ったら引き返すとか。

(私の様に)不摂生でない自転車乗りの方であれば余裕で往復出来ると思いますが、くれぐれも余裕を持ったプランを立てる様にして下さい^^

帰りだけバスやフェリーを使う事は…

バス行きを自転車で走って、帰りだけバスやフェリーに自転車を載せてもらって帰る事は出来ないと思っておいた方が良いです。

以前はバスへの持込みは自転車用の袋があれば可能でした。しかし、2013年の8月から高速バスの規定が厳しくなり、全国で高速バスで自転車を運ぶ事が難しくなりました(一部タイヤを外して袋に入れれば可能な路線もある)。

しまなみ海道を走るしまなみライナーを運営している広交観光株式会社に問い合わせてみると、やはり自転車の持ち込みは不可との答えが返ってきました。

また、ちょっと前まで今治港から因島までをフェリー、因島から尾道までを高速船で行き来出来ました。それぞれ自転車を持ち込んで渡れたのですが、今治~因島のフェリーは廃船になってしまったのです。現在同航路を走っている快速船は、荷物の量によっては自転車を積み込めないそう…。

片道だけを走る予定ならば、一旦身ひとつでバスに乗って帰り、車で自転車を取りに行くなど何かしらの工夫が必要かと思います。

自転車が趣味という方で無ければ、乗り捨て可能なレンタサイクルを借りる事が出来ますので、そちらの利用をされるのが良いでしょう。

しまなみ海道のレンタサイクル


1999年、私が高校1年生の時に開通したこのしまなみ海道。開通直後は「自転車で家族と渡ってきたよ!」なんて嬉しそうに話している友達が沢山いました。でも、高校3年生になる頃には話題に上がる事がほとんど無くなりました。

で、高校卒業を機に地元を出て約10年。しまなみ海道の事なんてすっかり忘れて、アメリカやら東京やらでせかせかと暮らしていたのですが、地元に帰って知ったしまなみ海道の密かなる人気は嬉しい驚きでした!!

しまなみ海道をきっかけに、私の愛する瀬戸内海の魅力をもっともっと知って頂きたい。心からそう思います^^

管理人からのひと言

インフォブインフォもとうとう100記事突破!
ここまで楽しく記事が書けてきたのは、記事を読んで下さる
皆さんのおかげです♪

これからもどんどん増えるインフォブインフォの記事を
どうぞお楽しみくださいm(_ _)m

気になる記事が見つかるかも♪全記事一覧!

Return Top