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香典を孫が包む相場って!?困りに困った経験から

先日、母方の祖父が亡くなりました。

仕事で長崎にいて、家のある岡山に帰る時間も無く、急遽福岡空港から母の実家のある成田へと飛び、バタバタと過ごす事に…。本当に長いこと祖父に会えていなかったので、あまりにも突然の訃報にかなりのショックを受けました。

が、お葬式と言うのは打ちひしがれてばかりはいられず、準備や挨拶など、動かなければいけない事がてんこ盛り。近年、父方の祖父母が亡くなっており、その葬儀の経験から、悲しみは飛行機の中で消化せざるを得ませんでした。

その中で困ったのが、香典に包む金額です。

ほぼ同居していた父方の祖父母の時と同じ金額で良いのか否か。時間があれば良かったのですが、スマホでサッと調べただけでは断片的な情報しか出てこず、確かな事は分かりませんでした。

取りあえず3万円を包んだのですが、分からないままではどうにも落ち着きませんね^^;

お葬式の後に、いとこ達と孫同士、香典の金額についてアレコレ調べましたが、この記事を読んでいるあなたが同じ状況に陥らない様、私が知ったことをシェアしたいと思います。

※参考までに、私は独身の30代男性です

祖父母への香典の相場

不祝儀袋の写真
まず、一般的に言われている孫の包む香典の金額は…

  • 未成年:親が負担
  • 20代:10000円
  • 30代:10000円~30000円
  • 40代:30000円~50000円

と言われています。50代、60代についても、40代と同じで良いでしょう。

私は32歳なので、包む金額は10000円から30000円で考える必要があります。金額が決まっていないのは、基本的に「収入に合わせて」というもの。

伯父、伯母と話したところ、30代なら10000円で問題ないと言っていましたので、最小金額でも失礼にあたるという事は無い様です。

ただ、今回私が困ったのが、数年に一度しか会えない祖父だった事。もっと近くで過ごしている従兄弟達よりも多く支払ってしまうと、もしかしたら彼らの顔が立たないかもしれない…そんな思いにさい悩まされました。

同居、非同居、距離によって金額は変わるのか

まず、前提として祖父母と同居している孫の場合、香典は必要ありません。私が実家で同居していた祖父母(父方)の葬式の際にも、私自身、香典は用意しませんでした。

理由はシンプルで、葬式を催す側だから。つまるところ、香典を出す側ではなく、もらう側であるということです。

ですので、母の実家に住んでいた従兄弟姉妹は香典は支払いません。この二人との支払いのギャップは出てきませんね。ですが、同居していない孫は距離によって変わるのか。ここが最も大きな問題でした…。

結論をお伝えしますと、生前に祖父母と会う頻度や、住んでいる距離で必要な香典の相場には、包む金額の違いは無いと言われています。

祖父母を失う悲しみの大きさに差は無いと考えましょう。

と、状況に応じた孫の香典相場を書いてきましたが、ここで1つだけ注意が。これまでの情報は、私自身の「仕事をしている独身の社会人」という立場でのもの。ご自身の立場に応じて、金額には違いがあったりします。

結婚している場合、また、親の扶養に入っている場合の考え方もお伝えしておきますね。

要注意!既婚の場合には

結婚している孫の場合、20代、30代でも1万円よりも多く包むという地域もあります。

家庭があれば、自分ひとりでなく、妻や子供のお悔やみも含まれますので、独身の孫よりも多く包むべきだという考え方です。2万円が基本の場合もあれば、3万円が基本の場合もあります。

2万円を包む場合

結婚式で2万円を包む場合は、1万円+5000円×2枚の組み合わせにするのが礼儀とされていますが、これは割り切れる2という枚数が別れを暗示しているから。

葬式の場合はこれは当てはまりませんので、1万円札2枚で包んで問題ありませんよ。

また、同居していたとしても、既婚の場合は家庭を持っているとして、香典が必要になりますので、注意してください。

なお、この後にお伝えする扶養のパターンもそうなのですが、家庭や地域によって相場が変わってくるものですので、両親、親戚に予め確認する様にしておく必要がありますね。

扶養に入っている、もしくは未成年の孫の場合

親に養ってもらっている場合、未成年でなくとも香典は必要ないものと考えて良いでしょう。と言うのも、両親が香典を包むから。また、一番最初に記したとおり、未成年の方は基本的に香典は必要ありません。

ただし、未成年で働いていたとしたら

この場合、家庭や地域によって違いがあるもの。すでに独立していると考え、香典を用意する必要があるという意見、働いていない孫と合わせて、香典は必要ないという意見の両方があります。

こればかりは、確認してみないと分からないもの。

両親に聞いてみるのが基本ですが、当日までに聞けなかった場合、取りあえず香典を用意しておいて(最低金額の1万円で良いでしょう)、現地で確認してしまうのが良いでしょう。


孫が包む香典の相場は1万円から5万円。この中から年齢や扶養に入っているか、未婚・既婚などの立場によって金額が決まってきます。

ただ、途中で何度か書きましたが、香典の金額に関するマナーは地域・家庭で大きく異なります。ここに書いたのは、あくまでも私の親戚の間での考え方。ネットで調べてみたら、サイトによって書いてあることが明らかに違いましたからね^^;

また、友人と香典について話をしても、人によって全く違う常識を持っていたりします。それこそ、2万円を包む場合は結婚式と同じく3枚にする必要があるという意見も…。

周りに合わせるというのが一番大切なことですので、不幸があった際には、両親や近い親戚に金額を確認するのは必須だと思っておいた方が良いでしょう。

最後に1つだけ

金額も重要ですが、香典を包む際に絶対に知っておきたいマナーが1つあります。

それは、香典に新札は決して使ってはいけないということ。

新札を包んでしまうと、「亡くなるのに備えて、準備していた」と思われると言われていますので、これは何が何でも避けましょう。

恥ずかしながら、私はこのマナーを知らず、初めてのお葬式の際に親戚に怒られてしまったことがあります(汗)

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