私達日本人にとって、メールは日常にも仕事にも欠かせないものですよね。
丁度、私が中学生くらいの時に携帯電話の普及率が一気に高まりましたが、高校2年の時に始めての携帯をゲットしてからというもの、メールなしでは生きれないほどに使い続けています。
そうやって当たり前の様に使ってきていても、社会人1年目に多くの方がブチ当たってしまうメールの壁が存在します。
それが、タイトルにあるCCとBCCの使い分けです。
どちらもメールの送信先の指定方法ですね。
一度慣れてしまえば何という事はないのですが、使い始めは、「あれっ、どっちだっけ?」となってしまいがちなこのCCとBCC。
一体何が違うのか、どう使い分ければ良いのかをチェックしていきましょう♪
CCとは!
CCは「カーボン・コピー(Carbon Copy)」の略です。
学校などで文章を複写する時に、カーボン紙を使った事はありませんか?
2枚の紙の間にカーボン紙を挟んで、上から文字を書くと、下の紙にも同じ文字がコピーされるアレです。
CCを使うと、カーボン紙を使っているのと同じ様に、コピーされたメールを同時に複数の人に送信する事が出来ます。ただし、CCを使ったメールには、同じメールを受けた全ての人のメールアドレスが表示されますので、注意が必要です。
職場ではメールを共有する機会が多いので、かなり使える機能ですよ♪
BCCって?
BCCは「ブラインド・カーボン・コピー(Blind Carbon Copy)」の略。
役割はほぼCCとほぼ同じなのですが、決定的な違いが1つあります。
それはコレ!
・BCCを使ってメールを送ると、他の人のメールアドレスが表示されない
何人に同じ内容のメールを送ろうと、受け取った側には誰に送ったか分からないんです。
上司・同僚との共有が必要な取引先へのメールなどでは、有効活用出来ますね。
どう使い分ける!?
使い分け方法をより理解する為に、どんなシーンで使われるかをチェックしてみましょう。
CCは!
例えば、同僚へのメールを上司が確認する必要がある時や、同じ事業を同時に手がけているメンバーにメールでのやり取りを共有する時などに活用します。
ただし、他の人のメールアドレスが丸見えになってしまうので、宛先やCCでの送り先の方どうしに面識が無い場合は使えません。
個人情報を勝手に教えてしまう事になりますからね^^;
取引先のメールアドレスを他人に漏らすなんてもってのほかですが、プライベートで使う時も注意が必要です。ちなみに私は、年賀メールがCCで送られてきて、「これって良いのかな…」と考え込んじゃった事がありますよ。
BCCは!
例えば、取引先にメールを送る際に、上司にも「こんなメール送りました」と確認してもらいたいけど、上司と取引先の間には直接の繋がりが無い場合には使える機能です。
また、同じ内容でイベントなどの案内メールを送る時にも便利。時間がない時には、一斉送信ほど使えるものはありませんからね。
ただし、通常はBCCにアドレスを打ち込んだ相手には、BCCでメールが送られた事が相手に分かるので、案内メールなどには、ひと言「BCCで一斉送信しております」等の文面を入れておくのがマナーです。
嫉妬深い女性を想像してみてください。BCCメールが届いた時に、「メインの宛先が私じゃないなんて、キーッ!」なんて怒られたら大変でしょう。まあ、極端な例ですが^^;
ちなみに、宛先”TO”を使っても複数の人にメールを送信する事は可能です。
こちらの使い分けの考え方も簡単に見ておきましょう。
TOで一斉送信すると?
1人だけにメールを送信する時は、あまり意識はしませんが、”TO”という方法で送信しています。
複数人に一斉にメールを送る際に”TO”を使うと…
CCと同じ様に、相手先には全員のメールアドレスが表示されます。
CCとの違いは、「宛先すべてがメインの受信者」ということ。
CCの場合は、CCでメールを受け取った人は「念の為に確認してください」というような意識でメールを読みますが、TOだと、「このメールはあなたに送っています」という意思表示になるのです。
なお、CCのメールには返信は必要ない場合もありますが、TOでメールを受け取れば、基本的には返信を求められていると考えましょう。
たかがメール、されどメールです。
以前、厚生労働省がBCCを使わずに案内メールを複数の一般人に送信してしまった事がニュースになった事があるのですが、この様に、ちょっとした間違いが大問題を引き起こす場合もあります。
CCとBCCの使い分け方法は確実に覚えて、安心・安全な社会人ライフを送ってくださいね。
最後に、リサーチしている時にプライベートでのやり取りを使った面白い例を発見したのでご紹介します。
To 妻 愛してるよ
Cc 娘 パパはママのことこんなに大切にしてるよ
Bcc 浮気相手 こういうことになってるんでよろしく
あえてコメントは控えさせていただきますが、的を得ていますね(笑)
それでは。アディオスアミーゴ!